鳥羽 7 Poem by Shuntaro Tanikawa

鳥羽 7

口はすねたように噤んだまま
またしても私の犯す言葉の不正
その罰として
終夜聞く潮騒

すべての詩は美辞麗句
そう書いて
なお書き継ぐ

夜半に突然眼を覚まし
ひとしきり啜り泣く私の幼い娘
私は正直になりたい

瀕死の兵士すら正直ではない
煙草の火が膝に落ちる
もう夢を見る事もなかろう
こんなに睡いのだが

COMMENTS OF THE POEM
READ THIS POEM IN OTHER LANGUAGES
Shuntaro Tanikawa

Shuntaro Tanikawa

Tokyo City, Japan
Close
Error Success